ANGELS IN AMERICA tpt@近泉ピットファイナル!

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『エンジェルス イン アメリカ』
1部ミレニアムアプローチ★2部ペレストロイカ 一挙上演!
3月27日〜4月10日 隅田川左岸 近泉ピット


tptは1993年春隅田川左岸ベニサン・ピットでイギリス人芸術監督David Leveauxとプロデューサー門井均が旗挙げした「演劇工場」です。

コンセプトは“情熱” 混沌として不合理な、そしてあわよくば明確に伝わる“情熱“でした。

これまで20年、ベニサン・ピットがそのユニークな歴史にピリオドを打った2009年春からもあらたな劇空間を求め、並外れたスピードで世界戯曲の旅を駆けつづけ、第1回読売演劇大賞・大賞、紀伊國屋演劇賞・団体賞、芸術祭大賞、読売演劇大賞芸術栄誉賞が授賞されるなど高い成果を挙げることができました。

2013年夏から隅田川左岸のあらたな<HOME>近泉ピットで、6月 ブライアン・フリール『Dancing at Lughnasa』 8月 泉鏡花『天守物語』10月 ブレヒト『小市民の結婚式』12月 トニー・クシュナー『ANGELS IN AMERICAPart1 サイモン・スティーヴンズ『Wastwater』という世界、時代の異なる5作品に挑戦しました。 “伝説の小劇場「ベニサン」の遺伝子を次ぐ<近泉ピット>誕生“(東京新聞) “緊密な空間で人気俳優が育った下町の小劇場「ベニサン」の志継ぐ2代目誕生”(朝日新聞)社会面に取り上げられ、地元の人たちからも大きな期待が寄せられていました。<近泉ピット>の自由な劇空間では、「舞台」と「観客席」の緊密な共感作用が確保でき、若いアーティストが自分を押さえ込んでしまうリスクなしに、演劇が本来もっている始源的な力を発揮、生き生きと成長することができ、そのエネルギーが<近泉ピット>にいのちを吹き込み、本物の劇場に育っていく可能性を実感していたところです。が、この度本年4月をもって、近泉ビルが改新築のため取り壊されることなりました。

これまで近泉ピットで活躍してきたメンバーとともに近泉ピットファィナル公演として、tptにとって重要な意味を持つ大作『ANGELS IN AMERICA』1部・2部一挙上演に挑戦し、将来に向けてtptのあらたな旅のスタートとします。


このブログ記事について

このページは、tptが2014年3月11日 14:40に書いたブログ記事です。

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