戯曲「袴垂はどこだ」への旅を始めましょう。
戯曲の旅への一助となれば幸いです。
「袴垂れはどこだ」の作者、福田善之さんについて。
1931年東京都日本橋に生まれる。東京大学仏文学科卒業。
新聞記者、演出助手を経て、劇団青芸を結成。併行して戯曲を発表。
60年代演劇を代表する一人。
1993年『壁の中の妖精』『幻燈辻馬車』で紀伊国屋演劇賞
1995年『私の下町-母の写真』で読売文学賞受賞
1999年『壁の中の妖精』の演出で読売演劇賞優秀演出家賞受賞
2000年『壁の中の妖精』で斉田喬戯曲賞受賞
2001年 紫綬褒章受章。
大衆演劇、人形劇、シェイクスピア、ミュージカルの演出など演劇人としての幅広い活躍だけでなく、
映画シナリオ・テレビラジオドラマ等の執筆も多数。
また、「ウルトラマン」に二度(第19話「悪魔はふたたび」、第22話「地上破壊工作」)、
「ウルトラセブン」にも(第12話「遊星より愛をこめて」)出演。
日本演出者協会評議員。
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先日、演出の千葉さんがご挨拶に伺い、
当時の上演に関する裏話など色々として頂いたそうです。
僕達出演者も次の日、千葉さんからお話を聞かせて頂きました。
話しぶりから福田さんの気さくさが感じられます。
学生運動等の1960年代における当時の荒々しい世情と比較されがちな今作品なのですが、
牧歌的な登場人物達のおかげで一見すると喜劇のように描かれていて、
本質的には血なまぐさい物語の描き方にもその人柄が滲み出ている気がします。
こでら