『大と小』リハーサル from tpt riverside スタジオ

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手塚演出が凄い……
tpt初演出作品は、2008年ベニサン・ピットでのフランス古典モリエールの『ミザントロオプ』です。
若い俳優、若いデザイナーたちと共にワークショップから立ち上げ、辰野隆の詩的な翻訳に真っ向から取り組み、
現代の視点から古典に清新な風を送りこみ、高い成果を上げました。

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tpt67 『ミザントロオプ』手塚とおる演出 萩野緑美術

俳優としてtpt出演作は
デヴィッド・マメット『アメリカン・バッファロー』 ボート・シュトラウス『時間と部屋』
キャリル・チャーチル『A Number』 エルフリーデ・イェリネク『ウルリーケ メアリー スチュアート』
と、いずれも20世紀を代表する世界の劇作家の問題作に出演しています。

また『ミザントロオプ』演出から、自身の演技キャリアで獲得した身体言語、身体表現を若い俳優たちと
共有できるように、継続的にワークショップを実施しています。
6月のオーディション・ワークショップでは最終日に、”3.11、それ以後、あらためて私たちにとって
「現代演劇とは何か」という問題を考えよう。” と参加者にメッセージを発しました。

猛暑をへて今、ワークショップから立ち上がった『大と小』リハーサルは9.2初日に向けて最終クールに入りました。
手塚さんを中心に、ロッテ(膨大な台詞量)の宮本裕子さんと15人のカンパニーそれぞれが、ドイツの劇詩人の
難解といわれる作品に対し、台詞で論理を、身体で詩を表現するという大きなテーマをもって取り組み、
舞台で生き生きと真に存在することを目指して、より緻密さをまして活気溢れるリハーサルが連日続いています。




このブログ記事について

このページは、tptが2011年8月22日 17:03に書いたブログ記事です。

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