2010年11月アーカイブ

今日はお昼一回公演で、雨に降られずに済みました。
でもぉ、公演の内容からお分かりのように、劇場では”雨”ですっ!!
連日、舞台監督後藤さんをはじめ優秀なスタッフの皆様が…

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大変そう…
いや、大変なんだよ。本当に。

水を使った舞台はtptでは以前に「愛の勝利」、「ナイン THE MUSICAL」でやってますけど、大変なんですよねぇ。ちょっと使うぐらいじゃないですから。見る方としてはインパクトありますけど、やる側もインパクトありますよぉ。想像してないアクシデントが起こることもありますしね。気を引き締めてがんばっております。

Canon EOS 5D Mark II_MG_2432.jpgで、このとおり。
大事に使ってます。大事な舞台ですもの。

明日は夜の部、一回公演。19:00開演でございます。
この舞台と”雨”がお待ちしております。明日は晴れでございますし。
じゃのめでおむかえうれッしいなぁ〜♪…って、なれないですよね。大人になると。むしろ八代亜紀的に、もぅおっと、ふぅれ〜、うぁたしのいい人連れて、くぉい〜♪になる……かは分かりませんが。雨というだけで、年齢やら性別やらでほんとに人によって思うことが違うものなんだなぁと思います。子供のときは、雨も好きだったんだなぁ。もう最近、雪もやだもんなぁ。

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今、上演中の「この雨 ふりやむとき」。題に"雨”とつくだけあって、”雨”が一つのキーワードになってるんですけど、公演が終わるとオーストラリアの”雨”ってどうなんだろうなぁっていつも想像しちゃうんですね。

この”雨”だけでも勿論、イメージが広がっていきますが、それ以外でも。
今回の舞台では美術デザイナー 島次郎さんよる舞台セット、それを存分に使う演出家 鈴木裕美さんの演出がとてもよいコラボレーションをしています。照明を担当してらっしゃる笠原さんしかり、音響を担当してくだ さった長野さんも、とてもイメージ的に分かり易くて、いろいろとシーンごとに変化をつけていってますね。

わたくし、この戯曲を訳しました広田さんから台本を拝見させて頂きましたが、アンドリュー・ボヴェル氏によるこの戯曲はとても人のイメージを喚起する感じが致しました。
ストーリー的には複雑なところがあるのですが、鈴木さんの舵取りの力なんでしょう、想像力に訴えながら、とてもシンプルにご覧いただけます。劇場という空間から多様な世界を、観客の皆様に”経験”なさって頂ける作品に仕上がっていると思います。









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いかがですか?窓がとてもシンプルでイマジネイティブですね。

雨の日に、家の中で、喫茶店で、車の中で外を眺めていると、自分が安全な場所にいると思えるのか、いろいろな想像をしてしまいますよね。大人になると、”外”になにかをしにいかなければならないですけど、”外”の険しさと違ってほっとしているからなんでしょう。

この戯曲は殆どが室内のシーンで構成されますが、それが屋外のシーンと対比的で興味をそそります。あ、ちょっとネタバレしてますね。ブログを読んでくださったかたに、ちょっとお知らせしちゃいました。
だから、家にどんな気持ちで登場人物たちが帰ってきたか、どんな気持ちで待っていたかよくご覧になってください。うーん、こんなときもあるなぁと思うときもあるし、おっと思うときもあります。村上さんをはじめ、俳優陣も繊細に舞台上で”生きて”います。
実際、こんなんなったら大変なんだろうけど、近いことあるよなと思えるんですよね。”雨”が力強い”家族愛”、”人間愛”への調味料になってるからなんでしょうかね。

さて、「この雨 ふりやむとき」。つぎの日曜日まで、あと5回の公演を残すのみとなって参りました。池袋芸術劇場にてお待ち申し上げております。本日25日(木)は昼一回公演14:00からになります。

ちなみに。すいません〜、プリセット前の写真で……掃除機が…







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すっかり、冬の肌寒さになって参りましたね。もう少し寝るとお正月な感じです。そろそろ繁華街ではどこに行っても、クリスマス・ソングが流れるようになるんでしょうね。

今年tptでは、上野、横浜、池袋と三カ所で「かもめ」に始まり、「Pinter WAVE!」「恐るべき親たち」「スプーン・リバー The Musical」と、精力的に活動して参りました。いや、まだあるんですよ。今年最後の公演、「この雨 ふりやむとき」が、現在、池袋芸術劇場にて、絶賛上演中であります!
もうご覧になったお客様。ありがとうございました。まだごらんになっていないお客様、うーん、オーストラリアの戯曲ですよ。僕はですね、オーストラリアの作品というと「マッド・マックス」ですね。なんだか、超娯楽B級って感じですけど、それが映画の基本だし、あれは犯罪者を追いつめる内に自分が犯罪人のように思えてしまう、とても面白い作品でしたね。なんかオーストラリアって、骨太さのなかに意味深なことがあって面白いです。「この雨 ふりやむとき」は…ふふ、観てのお楽しみですよ。

ということで、公演の雰囲気をご覧いただけるプロモーション・ビデオをご覧ください!!







うまく表示されない場合はこちらから

Youtube シアタープロジェクト・東京のチャンネル http://www.youtube.com/user/TheatreProjectTokyo


「この雨 ふりやむとき」

作:アンドリュー・ボヴェル 訳:広田敦郎 演出:鈴木裕美

出演:村上 淳、須賀貴匤、八十田勇一、田畑智子、峯村リエ、植野葉子

公演日程:2010年11月8日(月)~11月28日(日)
会場:東京芸術劇場小ホール2


料金:全席指定 6,000円 学生 3,000円(tptのみ取り扱い)
ご予約:tpt電話予約03-3635-6355 オンライン予約〈PC〉www.tpt.co.jp 〈携帯〉www.tpt.co.jp/m

お問い合わせ:tpt 03-3635-6355


Raining Fish

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おかげさまで本日『おそるべき親たち』の千秋楽を無事迎えることができました。
いよいよ明日から『この雨 ふりやむとき』の劇場仕込みが始まります。
今日、稽古場での最終通し稽古のあと、『エンジェルズ・イン・アメリカ』を思い出すね、なんて感想もありました。
この世が終わるとか、時空を超えるとか、なにか空からやってくるとか、たしかに共通点が多いなあと思います。
この作品の中のエピソードにちなんで、こんな新聞記事を。

住民びっくり──オーストラリアの砂漠の町で何百匹の魚が空から降る

 

オーストラリアの僻地の町で住民は言葉を失った。空から魚が降り始めたのだ。

何百匹のスパングルド・パーチがラジャマヌの650人の住民を攻撃、現地在住のクリスティーヌ・バルマーは歩いて家に帰る途中でこの不思議な「天気」に遭遇し、仰天した。

「辺り一面に何百もの魚が降り注ぎました。住民はそこらじゅうを走り回って魚を拾っていました。」

「魚はみんな降ってきたとき生きていたので、空に舞い上がったときも生きていたのでしょう。」

「オーストラリアの別の地域に住んでいる家族に、空から魚が降ったと話したところ、一体なにを言い出すんだと思われました。」

「でもまさか、私は気がちがったわけじゃありません。とにかく降ってきたのがワニじゃなくて感謝しています!」

気象学者によれば、今回の件は竜巻で起きたものと考えられる。竜巻で川から吸い上げられた水や魚が何百マイルも離れた地に降るのはよくあるとのこと。

ラジャマヌはダーウィンとアリス・スプリングスの中間、タナミ砂漠の縁に位置する。

この小さな町の住民が魚降りを経験したのは初めてではない。

住民レス・ディロン、48歳は言う。「1980年代の初め頃、私はアリス・スプリングス・タバーン・ホテルに泊まっていたときのことです。外絵出ると小さな魚がたくさん空から降ってきました。」

「ええ、たしかにビールを何杯か飲んでいたので、友達は誰も信じてくれませんでした。電話をかけまくって、酔ってなかったと言いはりました。本当にあったことなんです!」


『この雨 ふりやむとき』初日はいよいよ来週月曜日です!


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